夏休み、宮城県に帰省中の出来事。久しぶりに家族や親戚と集まり、楽しい会話の流れから、妹夫婦と一緒に釣りに行くことになりました。普段は釣りとは無縁の生活を送る私たち家族にとって、これはまさに「釣りデビュー」!
今回は、仙台港中央公園(NX仙台港パーク)での2回の釣行を、前編(ちょい投げ)と後編(サビキ釣り)に分けてレポートします。初心者でも楽しめる釣りの魅力や、実際に釣れた魚、さらにはその魚を使った美味しい料理までたっぷりお届けします。
前編│仙台港中央公園(NX仙台港パーク)でちょい投げしてみた
釣行日:2015年8月9日(日)
天気:晴れ、気温約28℃、風は穏やか
実家に昔からあった釣り竿とリールを使い、近くの釣り具店でエサのアオイソメ(1パック約500円)を購入。向かったのは、仙台新港にある仙台港中央公園(NX仙台港パーク)。仙台市内の中心部から車で約20分とアクセスが良く、初心者や家族連れに人気の釣りスポットです。

仙台港中央公園(NX仙台港パーク)の魅力
この公園が初心者やファミリーに最適な理由は以下の通りです。
この日は夏休みということもあり、家族連れや地元の釣り人で賑わっていました。子どもたちが楽しそうに釣りする姿にこちらもワクワク。

準備する仕掛け│ちょい投げの基本
「ちょい投げ」とは、軽い仕掛けを近距離に投げて魚を狙う釣り方で初心者にぴったり。特別な技術は不要で準備も簡単です。
準備したアイテム

- 2本の針がセット済みで、リールに結ぶだけ。
- 初心者でも扱いやすく、アタリ(魚が食いつく反応)が分かりやすい。
- 複数個購入しておくと、根掛かり(海底に引っかかること)対策に便利。
- ちょい投げの仕掛けを探す

- 仕掛けを安定させ、魚にエサをアピールしやすくするアイテム。
- 軽量で絡みにくく、初心者でもストレスフリー。
- 他の天秤を探す
釣り具店で「初心者向けのちょい投げセット」を聞くと、必要なものが一式揃ったパックを提案してくれることが多いです。予算は2,000~3,000円程度で十分。
実釣│どんな魚が釣れる?
義弟(「たっくん」と呼ばれている頼れる存在)に投げ方を教わり、早速釣りスタート! 長男(6歳)は初めての竿に緊張気味。

仕掛けにアオイソメを付け、10~15mほど軽く投げて待つ。海底に仕掛けが着いたら、ゆっくり巻いてエサを動かすのがコツ。すると…
「キターッ!」
ちょい投げで釣れるシャコ
竿先がピクピク動き、巻き上げると何かが釣れた!

最初に釣れたのは、意外なゲスト:シャコ!

- シャコの特徴
- エビのような見た目で、強力なハサミを持つ甲殻類。
- 仙台港周辺は「シャコパラダイス」と呼ばれるほど生息数が多く、初心者でも簡単に釣れる。味はエビに似て甘く、茹でたり焼いたりすると絶品。
- 釣り方のコツ
- アオイソメを小さく切って針に刺し、足元から5~10m先に投げる。
- シャコは海底を這うので、仕掛けを底に這わせるイメージでゆっくり巻く。
長男もすぐにシャコをゲット! 子どもでも簡単に釣れるので、家族みんなで盛り上がりました。


ネットで調べると、この辺りはシャコパラダイスと呼ばれるほどたくさんシャコが釣れるようです。
仙台港で釣れるさまざまな魚たち
シャコ以外にも、足元に仕掛けを落とすだけで次々と魚がヒット!
この日釣れた魚は以下の通り。
- ハゼ:小型だが引きが強く、唐揚げに最適。
- アイナメ:岩礁近くに生息し、煮付けや刺身で美味しい。
- フグ:毒があるためリリース。(食べないで!)
珍しいゲスト:アナゴ
中でも驚いたのはアナゴ!
- アナゴの特徴
- 夜行性で、夕方~夜に釣れることが多い。
- ウナギのような細長い体で、蒲焼きや天ぷらにすると絶品。
- エピソード
通りがかった地元のご夫婦(天ぷら屋を営む方)に「アナゴは夜に釣れるよ!」と教えてもらいました。昼間に釣れたのはラッキーだったようです。

前編(ちょい投げ)│釣果
それではちょい投げで釣れた魚のまとめです!
- シャコ 10匹
- ハゼ 3匹
- アイナメ 2匹
- アナゴ 1匹
- フグ 1匹

クーラーボックスがなかったため、義弟が用意してくれた発泡スチロールに魚を入れて持ち帰りました。
初めての釣りでこんなに釣れるなんて、家族全員大興奮!
これが釣りの楽しさかと実感した瞬間でした。
後編│仙台港中央公園(NX仙台港パーク)でサビキ釣りに挑戦
釣行日:2015年8月14日(金)
天気:晴れ、気温約30℃、暑い夏日
前回のちょい投げが楽しすぎたのですぐさま2回目の釣行を企画し、再び妹夫婦と一緒にNX仙台港パークへ。
今回は、初心者でも簡単にたくさんの魚が釣れるというサビキ釣りに挑戦します。
仙台港中央公園(NX仙台港パーク)再訪
前回と同じく、整備された公園は家族連れで賑わっていました。
- 釣り場のポイント
- 港の内側は波が穏やかで初心者でも釣りやすい。
- 魚影(魚の群れ)が濃く、特に夏はアジやサバが回遊してくる。
- 注意点
- 夏は暑いので飲み物や帽子は必須。
- ゴミは必ず持ち帰り、公園をきれいに保ちましょう。


今日も釣れるといいね!
サビキ釣りとは?初心者向け解説
サビキ釣りは、疑似餌(偽物のエサ)や本物のエサを使って魚の群れを寄せ、効率的に釣る方法。初心者や子どもに最適で、以下の特徴があります。
- 仕組み
- 複数の針(5~10本)が付いた仕掛けを使い、コマセ(撒き餌)で魚を寄せる。
- コマセカゴにアミエビ(小さなエビ)を詰め、海中で溶け出す匂いで魚を誘う。
- 種類
- スキンサビキ:針に色のついた疑似餌(スキン)が付いている。
- トリックサビキ:本物のアミエビを針に付ける。スレた魚(疑似餌に反応しない魚)にも効果的。
- メリット
- 仕掛けが完成品で売っており、準備が簡単。
- 一度に複数の魚が釣れることもあり、子どもが喜ぶ。
ピンクや白のスキンサビキはアミエビに似ていて魚の反応が良いです。まずはスキンサビキから試し、釣れにくい場合はトリックサビキに挑戦してみましょう。
サビキ釣りで釣れる魚の種類
仙台港では、夏に以下の魚がサビキ釣りで狙えます。
- アジ:20~30cmで、刺身やフライに最適。
- サバ:脂が乗って焼き魚や締めサバに。
- イワシ:小型だが群れで回遊し、唐揚げや南蛮漬けに。
- サヨリ:細長い魚で、塩焼きが美味しい。
- ウミタナゴ:小型だが鮮やかな色で、煮付けに。
- 稀にマダイやカマスなどの高級魚も!
サビキ釣りで準備するもの
今回使用したアイテムは以下の通り。すべて初心者向けで、釣り具店やオンラインで手軽に購入可能です。

- ピンク色のスキンがアミエビに似ており、魚の反応が良い。
- 3枚組でコスパ抜群。予備を持っておくと安心。
- 他のサビキ仕掛けを探す
- チューブタイプで手を汚さず使いやすい。
- 強力な集魚効果で、魚がどんどん寄ってくる。
- 他のコマセを探す
- プラスチック製で軽量。チューブタイプのコマセに最適。
- 他のコマセカゴを探す
サビキ釣りの一式は3,000~5,000円で揃います。竿とリールはレンタル(釣り具店や公園近くで可能)でもOK!
後編│仙台港で実釣

コマセカゴにアミエビを詰め、仕掛けを投入。海中でコマセが溶け出し、魚が集まってくるのを待ちます。すると…
「釣れた! 釣れた!」
仕掛けを上げると、複数の針にアジやサバがキラキラと!
子どもたちは大喜びで、竿を振る手が止まりません。

- コマセを定期的に補充し、魚を寄せ続ける。
- 仕掛けを上下に軽く動かすと、魚が食いつきやすい。
- 群れが来ると「入れ食い」状態になることも!
エサを付けてちょい投げも試してみた
サビキ釣りの合間に、アオイソメを使ってちょい投げも挑戦。結果、前回同様シャコがポツポツ釣れました。

シャコは子どもたちにも大人気でしたが、今回はサビキ釣りをメインに楽しむことに。
後編(サビキ釣り)│釣果
- シャコ:5匹
- フグ:1匹(リリース)
- アジ・サバ・イワシ:合計68匹(種別は数え切れず!)

サビキ釣りの爆釣っぷりに、家族全員が「こんなに釣れるなんて!」と大興奮。クーラーボックスが魚でいっぱいになり、達成感で満たされました。
釣れた魚を唐揚げでいただく
お盆の帰省で、妹家族や親戚が実家に大集合。釣れた魚は男性陣(三姉妹の旦那さんたち)がさばいて調理してくれました。


アジ・サバ・イワシの竜田揚げ

- 調理方法
- 魚を三枚におろし、醤油・みりん・生姜で下味をつける。
- 片栗粉をまぶしてカラッと揚げる。
- 味の感想
- アジはふっくら、サバは脂がジューシー、イワシは香ばしい!
- 子どもたちもパクパク食べ、ビールのお供にも最高。
シャコのグリルでバーベキューを華やかに

- 調理方法
- シャコは塩茹で後、グリルで軽く焼く。
- バーベキューではサザエやホタテと一緒に盛り付け。
- 味の感想
- エビのような甘みとプリプリの食感が絶品!
- シンプルな塩味で、シャコの旨味が引き立つ。
家族みんなで囲むバーベキューは、釣りの思い出をさらに特別なものにしました。
仙台港中央公園(NX仙台港パーク)周辺のおすすめスポット
釣りの後に立ち寄りたい周辺スポットを紹介します。
- 仙台うみの杜水族館(車で約5分)
- 三陸の海を再現した水槽やペンギンショーが人気。
- 釣った魚の種類を学べるので、子どもに大人気。
- オンラインでチケット予約可能。
- 三井アウトレットパーク 仙台港(車で約3分)
- ショッピングやランチを楽しめる。
- 釣り後のリフレッシュに最適。
まとめ
仙台港中央公園(NX仙台港パーク)での釣りは、初心者でも気軽に楽しめる素晴らしい体験でした。ちょい投げでシャコやアナゴ、サビキ釣りでアジやサバを爆釣し、家族みんなで大満足! 釣った魚を竜田揚げやグリルで味わう喜びは夏の思い出になりました。
釣りに興味があるけど「難しそう…」と思っている方、ぜひNX仙台港パークで釣りデビューしてみてください。
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