茨城県神栖市の鹿島灘に面する日川浜(にっかわはま)海水浴場。
釣りやサーフィン、夏には海水浴で賑わう場所ですが、ここでは無料で潮干狩りができることをご存じですか?

春先(4月~6月)にハマグリの潮干狩りが楽しめますよ。
今回は神栖市の日川浜海水浴場の潮干狩りについてご紹介します。
茨城県で潮干狩りができる場所は4か所
茨城県では大洗町から神栖市にかけての海岸で潮干狩りができる場所は下記の4か所。
- 大洗サンビーチ(大洗町)
- 鉾田海水浴場(鉾田市)
- 下津海水浴場(鹿嶋市)
- 日川浜海水浴場(神栖市)
2018年4月1日より鹿島灘の海岸での潮干狩りのルールが変更され、4月から潮干狩りができるのは県内4か所になっています。
日川浜海水浴場について
神栖市内で潮干狩りができるのは日川浜海岸(海水浴場)です。
- 基本情報
- 潮干狩り可能区域
- 駐車場
- 周辺施設
基本情報
名称 | 日川浜(にっかわはま)海水浴場 |
---|---|
住所 | 神栖市日川字海岸砂間地先 |
営業時間 | 9時~16時まで(海水浴場開設期間中) |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料・600台 |
公式ホームページ | http://www.kamisu-kanko.jp/kaisuiyoku/ |
※新型コロナウイルスの影響により日川浜海水浴場は2020~2021年の2年連続開設されませんでしたが、2022年に再開されました。
遊泳期間:2022(令和4)年7月16日(土)~8月21日(日)
潮干狩り可能区域
日川浜海水浴場の一部区域に限られ、市営日川浜駐車場の北側スロープ~南側休憩施設(あずま屋)までの200メートル間で潮干狩りができます。

※その他の場所はすべて禁止区域となります。
認められていない場所ではまぐりなどを採捕すると漁業権侵害等で罰せられる場合がありますのでご注意ください。
駐車場
無料駐車場:600台
広く確保されていて公衆トイレとシャワーが無料で利用できます!
周辺施設
日川浜海水浴場での潮干狩りの時期
神栖市では天然資源のために潮干狩りの期間は設けられておりませんが、一般的な潮干狩りシーズンは3月~7月になります。
潮干狩りに最も適している時期は「春」
その中でも4月~5月が適していると言えます。
- 春は1年でもっとも昼間に大きく潮が引く(潮位が低くなる)季節である
- 3月の水温は低くとても寒く、6月になってしまうと貝毒の危険性が上がる
- 5月のゴールデンウイークにはたくさんの人が訪れ個体数が少なくなる
潮干狩りは「大潮」の日を狙う
またできるだけ大きく潮が引く「大潮」の日が潮干狩りには適してします。
満月と新月のころ。潮の満ち干の差が最も大きくなる時をいいます。
干潮の約2時間前から干潮時までがベストタイミング。
潮見表を事前にチェックし、時間に間に合うように余裕をもって出かけましょう!
潮汐・海面水位のデータ 潮位表 鹿島|気象庁(外部リンクが開きます)
潮位を確認するには上記の気象庁のサイトで調べるほか、その日の新聞、手帳サイズの潮位表が大型釣具店で売られています。
日川浜海水浴場で採れる貝は「ハマグリ」
- ハマグリ
- こたまがい(ひらがい)
- うばがい(ほっきがい)
上記の貝が採れますが基本的に「ハマグリ」になります。
有料の潮干狩り会場では運営側が貝を撒いていることがほとんどなのですが、
日川浜のハマグリは天然!!
そのためどれだけ採れるのかはそのときの運次第になります。
茨城県では潮干狩りをするにあたって守るルールがあります
- Qどのくらいの量を採っていいの?
- A
「1人あたり1日1キログラムまで」の制限があります。
- Qどんな大きさの貝でも採っていいの?
- A
「3cmより大きいもの」を採ることができます。
3cm以下の鹿島灘はまぐり、こたまがいは採ってはいけません。
うばがい(ほっきがい)については、7センチメートル以下のものは採ることができません。
- Qどんな道具を使っていいの?
- A
次の条件をみたすものだけが使用できます。
(〇熊手(網なしタイプ)、×網付き熊手、ジョレン等の大型漁具)- 柄の長さ:50センチメートル未満
- つめの長さ:5センチメートル未満
- つめの幅:20センチメートル未満

ルール違反は「密漁」に該当します。実際に逮捕事例もありますので必ず厳守しましょう。
日川浜海水浴場での潮干狩りで準備しておきたい道具
潮干狩りに準備しておきたい道具について書いてご紹介します。
日川浜では道具の貸し出しはありませんのですべて持参する必要があります。
- 熊手、シャベル・・・貝を掘るもの。
※網の付いているタイプは使用が禁止されています。
- 網(ネット)とバケツ・・・貝を入れるもの
- クーラーボックス・・・採れた貝を持ち帰るときに、ふたがきっちりと閉まるクーラーボックスあった方がよいです。

- マリンシューズ、長靴、サンダル等・・・必ず砂で汚れるため、現地で履き替えるようにします。

- 手袋・・・掘っていると指の皮が剥けることがあります
- 水着、ラッシュガード・・・濡れてもいい服
- 着替え一式
- 飲み物など
- スマホの防水ケース・・・海でのレジャーに必須です

- ウォータータンク・・・足などを洗うため。電池いらずで使えるシャワーポンプはアウトドアで重宝する一品。

※日川浜海水浴場では水道(シャワー)がありますが、少し遠かったり混雑するときのために水のタンクがあると安心です。
実際に日川浜海水浴場で潮干狩りをしてきました
さて、実際に家族で日川浜海水浴場で潮干狩りをしてきました!
日時 2016年4月29日 (金)
この日の干潮は14時頃。
まるまる3時間かかって日川浜海水浴場に到着です。
遠かったけど干潮時間には間に合いそう、既に潮干狩りをしている人がたくさんいました。
広がる青空に綺麗な砂浜と海が心地よいですね。

駐車場からてくてくと波打ち際へ歩き、熊手を持ってホリホリスタート♪
すぐに大波がざっぷ~ん!!
すぐ後ろにいた次男が転んでしまい、海水と砂まみれで大泣き。
着替えのために夫と途中退場になり、長男と私で頑張ることにします。

ひと掘り、ふた掘り、カツン、コツンと貝が触れます。
長男は掘った貝を網に入れる係。戻ってきた夫は次男を抱っこしたままなので、実質私1人で掘り続けます!ひと掘りするとザクザクと何個も出てくるコロニーがあってつい夢中に。

ときどきくる大波にズボンから髪の毛までずぶ濡れになった私。しかも途中で指の皮がめくれて激痛、ヤケドしたようになってしまいました……(手袋しておけばよかった)
そうこうして2時間半の収穫。

日川浜の潮干狩りで採れたハマグリを美味しくいただきます
収穫したハマグリを砂抜きします。

アサリと同じですが、持ち帰ってきた海水で砂抜きをするとよく吐いてくれます。

次の日の朝食はハマグリのお吸いもの。


日川浜海水浴場は近くの施設が充実している
潮干狩りのあとはは近くの海で釣りもできます。

近くには神栖市営の「日川浜オートキャンプ場」、車で5分程度のところには、温浴施設「ふれあいセンター湯楽々」があり、レジャー後の疲れをお風呂でゆっくり癒やすこともできます。

キャンプに来て潮干狩り、温泉!という楽しそうなプランも計画できますね!!
まとめ/日川浜海水浴場での潮干狩りはオススメ
日川浜海水浴場での潮干狩りについてご紹介しました。
- 4月~6月がシーズン(4~5月がベスト)
- 天然の貝が採れる
- 潮干狩り、駐車場が無料
- 周辺施設が充実している
何より無料で自然のハマグリを楽しめるのが嬉しいですね!
ルールを守って楽しんでみてはいかがでしょうか。
>>次回は木更津新港でシロギス釣りです!!!
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